越谷の仲間たち

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大菩薩峠
大菩薩

時代小説の傑作は数々有るけれど、私はやはりこの作品「大菩薩峠」が傑作中の傑作であると言いたい。時代小説の先駆的記念すべき作品であるばかりでなく、時代小説の初めての国民的ヒーロー机龍之助の誕生でした。今回2度目の読破に挑戦しました。長編・大河小説をまだまだ読めるという自分の持続力にも挑戦しました。初めて読んだのは、其の当時電算課に勤務していた時代ですから昭和59年当時でした。はじめからグイグイ引き込まれてとにかく最期まで読破する事ができました。その時は征服感と満足感で一杯だったような思いがありました。作品のストリー語りの展開の面白さに目を奪われてしまい、その背後の作家の主張・哲学を理解・察知することは出来なかった。今回はその辺の所を把握したいと活き込んでいます。富士見書房の文庫の一冊目には甲源一刀流の巻・鈴鹿山の巻・壬生と島原の巻・三輪の神杉の巻が収められています。この1冊目の出だしのところは、波乱万丈の人物描写と歴史の大きなうねりの中に宿命的に虚無的に巻き込まれていく机龍之助を中心に描かれていて、何度か映画化されています。私は親父に連れられて内田吐夢監督の片岡千恵蔵扮する東映映画の机龍之助を見ました。興奮して観た想い出が甦みがえってきます。音なしのかまえの机龍之助。「老爺、ここへ出ろ!」江戸を西に距る三十里、甲州の大菩薩峠の頂きで老巡礼を情け容赦なく斬った音なしの構えの机龍之助。天下に名を馳せた名刀は魔の刃と化し、陵辱で結ばれた女房お浜をも殺す。剣を捨て、江戸から京へそして大和へと流浪する龍之助。そして龍之助を兄の敵と狙う宇津木兵馬があとを追う・・・・・・・。机龍之助を軸に、宇津木兵馬、老巡礼の孫娘お松、お松を助ける怪盗七兵衛等が絡んで物語りは展開する。時代小説の巨峰、中里介山が生生流転の人間の運命を壮大なる構想で描く未完の大長編小説! 現在19冊目を読破中です。最後にこの小説のもうひとつ魅力は数多くの登場人物の入り乱れての曼荼羅模様の展開です。そして数多くの女性の登場でした。特にお銀様という女性とお雪とお君とが魅力的で素晴らしい。

07:35 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0)
赤穂浪士 下 大佛次郎
赤穂浪士 下 大佛次郎
元禄15年12月14日未明赤穂浪士47人は無事吉良上野介を打ち首にし、主君浅野内匠頭の仇討ちをやり遂げた。江戸庶民の喝采・拍手を受けながら、泉岳寺迄歩いて殿の墓前迄へ報告するのでした。そして細川家お預け後の早春の一日内蔵助が家老小野寺十内に向かって「私のしたことは、これでよかったのだろうか」と尋ねるところがあった。内蔵助のこの懐疑の一言によつてこの作品の幕を閉じるのでした。「私のしたことは、これでよかったのだろうか」−この一言は、上杉藩のスパイの堀田隼人と等質の苦悩を内面に宿した大仏次郎の時代に対する偽らざる肉声であったに違いない。厳かに家老十内は言った。「誰があなたのなさったことに不平を持っていましょう。みんな、悦んでおります。「そう------悦んでくれる------だが、それだけに私も考えさせられるのだ。私はみんなが助かってくれればいいと思うようになつた。そんなことは、考えたこともなかったのだが-------このごろは、本心からそれを念じている」十内の顔は、きゅーとしまった。「忝いことですか゜----」「誰がそれを望みましょう。これまで一緒に歩いてきた一同です。太夫はどうかしていられます。考えようによっては、一同の者がここまで連れて来たともいえるのじゃありませんか?-------」わたしはこのくだりのところの文章をそのまま書き記しました。作家大仏次郎の大石内蔵助に対する思いがひしひしと伝わって来ました。二人のこの会話がすべてでした。作家の凝縮された重いが・真髄が伝わってくるのでした。この二人の絆が最大限の事件を引き起こし後世の人々の胸に深く刻まれたのでした。その後の歴史的事件でこれほど心底国民が感動させた事件はない。歴史上最初で最後の叛逆事件でした。毎年12月14日には冥福を祈りたいと思っています。そして毎年12月になつたら又この名作を読んでいきたい。このような名作をは一度では読みきれないし何度も健康である限り読んで生きたいものです。
11:09 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0)
赤穂浪士 上 大佛次郎
赤穂浪士 上 大佛次郎
国民的な作品で誰でもが知っている物語です。元禄15年綱吉の時代12月14日未明吉良邸討ち入りの国民的な大事件でした。私は子供の頃から映画・テレビで何度も感激し観てきました。子供心にも殿様を慕う家臣の忠誠心の美しさを感じ取ったものです。主人公の大石内蔵助を数多くの俳優が演じて来ましたが、特に松本幸四郎・長谷川一夫・片岡千恵蔵の大石内蔵助はすばらしかったし重厚な演技に感激させられました。主君の仇を討つという忠誠心は日本古来の武士道の精神に繋がるものでした。大人になって作家大佛次郎のこの作品を始めて読んだとき自分のこの作品に対する今までのイメージが一味も二味も変わって来ました。それは単なる仇討ちの話ではなく更に体制に対する大石の叛逆精神が見事に描かれていたと言うことでした。一人吉良上野介の首をとる話でなく其の背後の柳沢等によって代表される官僚的体制に対する叛逆の話なのだとわかってきました。その意味でこの作品はきわめて優れた思想性を強く感じ取りました。本作は昭和3年改造社から発売されるや瞬く間に15万部を売り切ってベストセラーとなりました。その後半世紀以上を閲しつつもまつたく古びる事のない其の生命力に驚嘆しながら読破しました。今日の官僚支配の格差社会の中において、相通じるもので一度読んで欲しい名作でした。上巻の最後の章あたりでの、浪士小山田庄左衛門と幸との悲恋の物語は素晴らしい場面でした。自分は赤穂浪士で「死びと」であるという想いから幸の愛に答える事が出来なく幸を自殺に追いやるのでした。その場面が秀逸な文の運びで、さらにその悲しみの深さが読者の胸に響いてきました。鞍馬天狗と赤穂浪士ですっかり大佛次郎のファンになりました。
09:57 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0)
灯火親しむ 読書の秋 鞍馬天狗さん
鞍馬

小学校時代からずっと親しんで来た「鞍馬天狗」を私は今も夢中に読み続けています。
正義の味方で心広く優しいおじさんは明るいヒーローでいつの時代も人々を魅了してやまない人気ものでした。嵐寛寿郎の鞍馬天狗と美空ひばりの杉作で映画化されたこの「角兵衛獅子」は今でも鮮明に覚えています。この間新橋駅前の古本屋市で7冊の文庫版を見つけて、嬉しくなりました。そして秋の夜更けを鞍馬天狗で楽しんでいます。鞍馬天狗と京都の町を自由に闊歩している気分は爽快そのものです。
16:29 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0)
藤沢 周平ファンです


今また藤沢周平の世界にのめり込んでいます。
自分にとって読書は人生の羅針盤であり、精神のよりどころとして楽しんで来ました。
色々な本を手にして読んできましたが、究極はやはり時代小説に親しむ今日この頃です。
心にしみ通る読後感が好きで、特に藤沢周平作品は好きです。標題の「回天の門」は幕末の草莽の士「清河八郎」という人物の小説でした。今までこんな人間もいたんだという記憶しかない小生でしたが、読後感は最後暗殺されて終わりむなしさがありましたが不思議と一途で健気な人生観に一種の爽快感も感じました。藤沢作品の中では硬派の歴史小説でしたが、同じ山形の出身の志士に藤沢氏が東京への就職に山形から出てきて苦労していく自分の姿をだぶらせたのでしょう。もう人生の時間も少ないので出来る限り本に親しみたいと思う今日この頃です。
13:10 | 読書 | comments(2) | trackbacks(0)