越谷の仲間たち

新店舗を作った仲間たち!!
これからもあの時の熱情覇気仲間意識をもって爽やかに健やかに元気よく!!
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人情紙風船
 
昭和12年 監督山中貞雄 
この間BSテレビで稀世の天才と謳われた山中貞雄のわずか3作品のひとつの代表的作品を見ました。戦死してしまいその死を惜しまれた監督でした。なんとなくこの作品の底辺には、いつの時代も人間と人間との関係は紙風船のごとくはかないものであるという厭世観・無常観が漂っていたと考えさせられる作品でした。映画の始まりは長屋の首吊り浪人で終わりは浪人海野の妻の自殺でした。死から死で終わる死生観の漂った作品でした。しかし単なる暗い映画ではなく、長屋の一人一人は生きることへのエネルギッシュが満ち溢れていていました。その代表が髪結新三でした。彼は意地を貫き通そうとする気風の良い男でした。長屋の家主も人の良い人でした。そんな中に仕官を求めて昔父にお世話になった代官に職をお願いする海野浪人夫婦がいました。仕官の口をお願いするも冷たい仕打ちに合うばかりのみ。人の情けにすがろうとしてはいけないし所詮人間は一人であるという想いを監督は冷徹に見事に描いてくれました。ラストシーン長屋のどぶ溝に落ち流れてゆく紙風船にこの映画のすべてが凝縮しているような気がしてならない。
08:39 | シネマ | comments(2) | trackbacks(0)
話題作 キャタピラー

久方ぶりに観たい映画でした。観賞して思ったことは、間違いなく今年一番の傑作だということでした。戦後65年何故今反戦映画なのかと一瞬思いましたが、若松監督の気持ちのなかにはまだ戦後は終わっていなく、自分の監督としての総括をしたいという想いが強くスクリーン前面に打ち出されていました。夫久蔵を出征させた妻シゲ子は頭をケロイドで焼けただれ手足は戦場でもぎ取られ「生ける軍神」として天皇陛下から頂いた勲章3個をぶら下げ帰還した夫の姿を目の前に見て慟哭する。最初のうちは夫を戦争の犠牲者として哀れみ献身的に介抱するが、食べることと妻の体を求めるだけの夫に段々疑問を持ち、疲れてくると夫の惨めさを嫌悪しだし、終いには夫に暴力をふるい暴言を浴びせていき妻も精神的に疲弊してしまうのでした。特に涙を浮かべ「愛国行進曲」を歌う姿には泣けてしまいました。戦争の悲劇が夫婦を破壊していく姿を克明に描いてくれました。シゲ子を演じた寺島しのぶは体当たりの白熱の演技で35年ぶりにベルリン映画祭出演女優賞を獲得してくれました。田中絹代以来の快挙でした。最後玉音放送聴いた久蔵は絶望し芋虫・毛虫のように這いつくばって水田の中に落ちて自殺して果てるが、妻のシゲ子は野良仕事しながら戦争が終わったので明るく笑っていました。男の生命力のひ弱さに対して女の生命力のたくましさを見せ付けたられたような気がしてならない。


20:15 | シネマ | comments(1) | trackbacks(0)
なつかしの西部劇 シエーン 1953年米

2月に入り、ますます寒い日が続きますね。小生の東京の散策は暖かくなるまで一休止。実を言うとこのところ土曜・日曜は仕事の疲れで休息日にしています。そんなときは懐かしい西部劇を観賞するのにつきると思っています。小さい頃から映画は好きでした。テレビの無い時代はよく親父・お袋につれられて映画館に出かけたものでした。「シエーン」はそのとき最初に出会い感動し今も感動している作品の一つです。
19:43 | シネマ | comments(1) | trackbacks(0)
さようなら藤純子  お竜さん


[[item(http://www.youtube.com/v/QCimTcIOZKQ&hl=ja_JP&fs=1,425,344)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=QCimTcIOZKQ 緋牡丹博徒 藤純子]
上記のURLをクリックしてください。すぐに小さな再生ボタンをクリックすると聞こえて来ます。丁度越谷支店開設年次の昭和47年3月に彼女は結婚のため芸能界を引退しました。一番華の時に見事にあっさりと引退したのでした。(かねてからの彼女の引退持論でした。)その時惜しんで作られた緋牡丹博徒第1作目の挨拶と名セリフ集とそして主題歌が収められています.探していたサイトが見つかりましたので早速リンクしました。とにかく一度彼女のつややかな熊本弁と主題歌を聞いてやってください。片桐を演ずる高倉健に「あなたは女のなかの一番女らしい人」と。お竜さんは「あたしは女を捨てたのです。女ではない」と愛する男にたいして強く答えたのでした。最後その高倉は、敵の刃に倒れる。駆け寄ったお竜にたいして「人殺しになってほしくなかった」と高倉健。「あたしのために」と問うお竜にたいして「おれのために」と高倉がこたえる。その言葉を聴きお竜さんは号泣し高倉を抱きしめ泣き続ける有名なラストシーン。この場面を最高の美しいラブシーンというファンも数多いのです。上の写真はその時のクライマックスシーンの撮影現場です。そばに緋牡丹がありますね。それではあまり上手くはないが一番心に訴える藤純子の歌声をじっくり聴いて下さい。

                緋牡丹博徒    作詞・作曲:渡辺岳夫

                                娘盛りを 渡世にかけて
                              張った体に 緋牡丹燃える
                              女の 女の 女の意気地(いきじ)
                              旅の夜空に 恋も散る

                                鉄火意気地も しょせんは女
                              濡れた黒髪 緋牡丹ゆれる
                              女の 女の 女の未練
                              更けて夜空に 星も散る



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07:54 | シネマ | comments(1) | trackbacks(0)
緋牡丹博徒 お竜さん

作品名 緋牡丹博徒 
年度 1968年  昭和43年
監督 山下 耕作 脚本 鈴木則文 撮影 古谷伸
感想 藤純子という女優を不世出の大女優にしたまさに“歴史的な“シリーズの第一作目です。出だしは熊本の博徒の一家に一人娘として育った矢野竜子が、父親を大木実の辻斬りに殺され、一家は離散し、決まっていた堅気の男との結婚をもあきらめる羽目になるという波乱万丈。山下監督は最初からこの作品を東映のドル箱シリーズにしよういう意気込みでした。藤純子(既にこのとき22歳のおんな盛り)も監督に見事に答えた作品でした。脚本家の鈴木則文は肥後熊本の出身である。それで矢野竜子も熊本生まれの熊本弁なのである.「お嬢さん!!五ツ木の子守唄を」とお竜にせがむ子分の山本麟一最期の願いを叶えて子守唄を歌うお竜さんでした。娘時代の愛くるしい一人の女が親の仇討ちを誓い、旅に出て行き、一食一飯の義理を受け任侠道の道に入る女の意地・侠気のお竜は女を捨て男になる覚悟をするのである。しかし女を捨てようとしても、凛とした凄烈なる顔つきには、色香もあってまさに妖艶で官能的な女の中の女の美しさなのでした。女の任侠道映画によって東映の任侠映画は更に爆発的な幅広い支持を受けたのでした。こんな美しい女優はもう二度と現れないと思われる。まさに不世出のスターとなったのである。いつまでも私の脳裏にくっきりと浮かび上がる女優のひとりとして刻み込まれた。色彩に拘ってきた山下監督が赤い緋牡丹を基準にして、けがれを知らない娘時代にはいつも背景に白い緋牡丹でした。そして唯一人の子分ふぐ新が死んだ瞬間は黒い緋牡丹でした。そして映画のスタートとラストの場にお竜さんがご挨拶をする背景は真っ赤な緋牡丹の色でした。燃えるような赤の色でした。このシリーズ第1作目の熱情を感じ取ることができました。
22:12 | シネマ | comments(0) | trackbacks(0)
緋牡丹博徒のお竜さん



本当の美人というのは、白黒の写真のほうが特に際立って美しいものである。
「立てば芍薬すわれば牡丹」という美女の姿のたとえであるように、あのころの藤純子はまさにその通りの艶やかな姿でした。緋牡丹シリーズ第7話「お命戴きます」からの写真2枚でした。そこには、最後喪服姿で激しく「ちがう、おばちゃんは、ちがう」と叫ぶ藤純子の、夜叉のような姿の悲痛さがこの写真から読み取れるのです。


10:01 | シネマ | comments(1) | trackbacks(0)
明治残侠伝 三代目襲名 



最近密かに東映の任侠路線映画をDVDで観賞しています。
小生が若いとき見逃した素晴らしい作品が珠玉のように数多くありました。
中でも一番好きなのは表題のこの作品です。加藤泰監督がメガホンをとり、鶴田浩二と藤純子が出演の昭和40年9月の東映京都の作品でした。
明治時代の大阪を舞台に、任侠渡世を守り抜いた二代目を継いだ主人公が、新興やくざと対決し、男の道を切り拓く姿を壮絶に描く鶴田浩二主演の任侠映画決定版でした。この作品も鶴田浩二のすばらしい作品のひとつなのである。よく高倉健と鶴田浩二を比較してどっちが好きかという質問には、皆圧倒的に鶴田浩二なのである。それだけ彼の演技には魅入られる魂の叫びがあるのでしょう。小生がこの作品で特に好きな場面は娼婦初栄を親の死に目にあうのを手助けしてやり、御礼にと桃を二個鶴田に渡すシーンでした。きれいな夕焼け空をバックにした鶴田の顔がなんともいえない男の色気を醸し出していました。
そして藤純子の一途なはかなくて激しい恋心が衝撃的でした。お竜さんの次にこの初栄の
役の藤純子が印象的でした。又ひとつ忘れられない藤純子の姿となりました。

14:13 | シネマ | comments(0) | trackbacks(0)
緋牡丹博徒 お竜参上より


白黒の写真であるが、そこに藤純子のお竜さんがいると花が咲きほころんでいる風に
輝くのである。妹に会いに岩手に帰る菅原文太と今戸橋での別れの名場面です。
常次郎は「----------(ポツンと)あんたは優しい女(ひと)だ-----------」
22:27 | シネマ | comments(0) | trackbacks(0)
宝物 キネマ旬報 藤純子特集
 
休みの日神田神保町の古本屋で突然宝物を発見しました。以前から探し求めていた雑誌で、藤純子特集です。「やったー」と心で叫び、躊躇することなく手に取り購入しました。昭和46年2月・8月に特集組まれた映画雑誌です。こよなく愛する藤純子はその当時既に2度特集組まれるだけの一世を風靡した偉大な映画女優でした。そして絶え間ぬ努力で天性の美しさをさらに磨きあげお竜さんという女の資質・技量まで到達し矜持し続けた女優でした。ですから今でも色あせない強烈なイメージをわれわれに永遠に植え付けてくれた最後の映画女優でした。なかでもとくにすばらしいのは緋牡丹博徒シリーズのお竜さんでした。女の身でありながら女を捨て渡世人として生きていくその姿は男勝りで強くもあるが、最後いつも愛する男に死なれてしまう時のあの嘆きの表情・悲しむ姿は女の生身であり一番女らしく感じてしまうのである。

何か晴ればれした気持ちと子供時代のうきうきとした気持ちを感じながら古本屋街をあとにしました。今日はすばらしい出会いの日でした。虔十書林さんありがとう
21:38 | シネマ | comments(1) | trackbacks(0)
藤 純子 お竜さん

今私は趣味の一つである日本映画に時間を割いています。
昭和40年から昭和50年代の10年間は一段と日本映画がテレビ
に押され低迷した時期でした。
そのなかで燦然と輝いていたのが東映映画の任侠シリーズでした。
鶴田浩二・高倉健とともに同時代を生き輝いた一人の女優がいました。
そうですその人こそお竜さんこと藤純子でした。
その演技は凄絶なる妖気の美しさでした。女らしい女が
男まさりの女親分として渡世の義理と人情の任侠道に命を
かける姿に拍手喝采したものでした。越谷開設の昭和47年に、銀幕スターとして
最高に輝いていたその年に映画界を惜しまれて去り結婚しました。
藤純子の緋牡丹博徒シリーズは8作品ありますが、いずれもすばらしい
水準でしたが特に6作目の「お竜参上」は皆さんにもお奨めします。
何度見ても泣かせられるし隅々まで行き届いた緊張感と映像美に圧倒されました。
映画ファンなら誰もが認める加藤泰監督の一番の傑作作品でした。
12:38 | シネマ | comments(0) | trackbacks(0)